文章を書くという事
大した長さでもそれほどスペクタクルな内容でもない文章を書くのが好きです。
というか、そんな物しか私に身のうちには湧いてこないのです。
なので、そういった壮大なスケールの物語を生み出される方々の想像力と世界観の広さにはただただ脱帽するしかないです。
こんなレベルの私でも、表現するという事はある一定の生みの苦しみを伴います。
第一推敲しなければとてもお見せできるようなものではないし、ワンライを含む一発書きは本当に苦手です。
ですが。
いつだかTwitterでまわってきた城壁の先っちょのあのでこぼこした矢とか打つところ…でね?
という表現じゃ物語は成立しないんだよ?
それだけは言いたいです。
「待たせたな」
そう言って彼は城壁の先っちょのあのでこぼこした矢とか打つところから、ひらりと姿を現した。
それじゃあファンタジー台無し!冒険始まら無い感じ!
だから。私が書く短文ですら下調べは結構します。記憶の中とのすり合わせは大事です。適当にも限度はあると思うのです。
個人的目標としては気持ちいい嘘で程よい心地良さ。そんな文章が書けたらな…と思っています。
…それでも文章には絵にある視覚的な瞬間のインパクト的なものに欠ける事は否めません。まあ、表現方法の違いなんだから仕方がありません。パンツに「お前ブラジャーじゃないじゃんか!やーい!!」とか言うの位あれですよ。
ちなみに城壁の先っちょのあのでこぼこした矢とか打つところの名称はのこぎり型狭間(ツィンネ)のある回廊というらしいです…勉強になります。